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研究の観点から

ストレスフリー療法とは了德寺健二氏が開発した治療法です。
特定の体表点に温熱刺激を与えることによりストレスをフリーにして、血流を増加させることで各種疾病が治療に導く、新しい治療法として注目を浴びています。
私たちは、特定の体表点に心地よい温熱刺激を与えることにより、ストレスホルモンを大幅に低下させることを発見しました。
その効果は極めて大きく、血圧循環向上、体温上昇、血圧正常化、血糖値の改善、心機能の安定などの各種疾患を治癒に導いていきます。
特に脳血流や末梢血流が2倍以上に向上することが判明し、画期的医療技術への進展が期待されています。
また、私たちは、ストレスフリー療法の開発には常に科学的検証が必要であると主張してきました。
血流分析装置、血清解析装置、遺伝子解析装置、動物用MRI、電子顕微鏡や免疫細胞等の解析を行うフローサイトメーターなどの最新の研究機器を具備しており、すでに欧米の化学ジャーナルにストレスフリーに関する8編の論文が収載されているほか、各学会に多数の発表がなされています。

ストレスフリー療法に期待されるもの

インターロイキン10の高位の発現

免疫細胞のコミュニケーションを担う「サイトカイン」の一種に『インターロイキン10』というタンパク質があります。
私たちの研究チームは、ストレスフリーによって『インターロイキン10』が高位に発現することを突き止め、国際的な化学ジャーナル『LASTER THERAPY』に掲載されました。
『インターロイキン10』を活性化する技術は世界初であり、以下のような疾病等に効果が期待されています。
人類のほとんどの病気は、自己免疫疾患とアレルギー疾患で占められています。
自己免疫疾患に「慢性関節リウマチ」「潰瘍性大腸炎」などがあります。整形外科領域の「変形性膝関節症」「脊柱管狭窄症」なども免疫学の世界では自己免疫疾患であることが常識になっています。
他方、アレルギー疾患とは、春先の花粉(抗原という)などに対して、免疫反応が起きることです。
『インターロイキン10』は、自己免疫疾患とアレルギー反応を抑制する働きを有し、世界中の研究者たちが、その高位の発現方法を血まなこになって研究していると言っても良いでしょう。
私たちの研究中臨床例では、「喘息」「慢性関節リウマチ」「潰瘍性大腸炎」「強皮症」や「花粉症」等への効果が確認されております。加えて、整形外科領域の「変形性膝関節症」「脊柱管狭窄症」などで好転が見られています。

大幅な血流増幅がもたらすと期待されるもの

全世界的に人類の体温低下が進行中であることは周知の現象です。
これらは、オートメーション化、IT化、競争的社会など、ストレスフルな社会、また、冷房、冷蔵庫などの普及と相まって、生じていると見られています。これらはストレス基盤とする血流低下によることは論を俟ちません。東洋医学で言う「未病」の状況である低体温の人々を、ストレスフリーの効果で救済できると私たちは考えています。
これらと符合するのが花粉症や自己免疫疾患、また、うつ病や生活習慣病の増加です。
私たちは、ストレスフリーが高血圧症、糖尿病、高脂血症の生活習慣病等に極めて効果的に影響を及ぼす事例を確認しています。
この現象は難解な論理ではなく、血流増加による希釈効果ではないかと考えています。
例では、高脂血症における血中の中性脂肪、糖尿病における臨床指標となるHbA1cの低減です。
つまり、ストレスによる血流増幅により、頭部血流も同様で記憶力が高まることが実験で確かめられており、痴ほう症の要望や改善んが期待されるほか、受験生のコンディショニングや成績向上に期待が集まっています。

150歳まで生きるマウス

ここで、東北大学が報告した血流に関する研究があります。
東北大学の研究チーaムでは、血管内の透過性の高い滑らかな状態にすることで、血流の良いマウスを作り、同じ条件下で飼育した通常のマウスと寿命を比較しました。
これは、人間にすれば女性は110歳、男性は100歳を超えることになります。しかも、この結果は平均値であり、中には人の年齢に換算すると150歳まで長生きしたマウスもいたのです。
この結果からわかる通り、血流が寿命に大きな影響を及ぼすと言えます。

学術誌発表データ

①~④はLaser Therapy2015 24.1 27-32より(全てN数は15)
⑤、⑥はBeforeのN数11、プラセボ50、AfterのN数63

①血糖値

血糖値

②インスリン値

インスリン値

③ACTH(ストレスマーカー)

ACTH(ストレスマーカー)

④顔面血流量

顔面血流量

⑤インターロイキン値

インターロイキン値

⑥B細胞活性化量

B細胞活性化量

以上の研究成果は、国際誌はじめ著書5編(血流を増やせば健康になる)、論文14編(ストレスフリー療法の糖尿病改善と認知症予防について.12, 215-222, 2018.)、発表20(ピンポイント遠赤外線照射(PP-LILI)効果の簡易心拍変動(Hert rate variability/HRV)解析による評価の試み(2019)第31回日本レーザー治療学会(東京・両国KFCホール))(国際学会を含む)に発信しています。また、国際誌「Laser Therapy」投稿論文では、『good paper award(優秀論文賞)』を受賞しています。

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