Now Loading...

ストレスフリー療法の効果

ストレスフリー療法」では、これまで数多くの臨床を実施してきました。
この「ストレスフリー療法」が何よりも優れているのは、副作用のない安全な治療だということにあります。
「ストレスフリー療法」により、どのような疾病の治療や症状の改善が図られるのか。具体的な疾病や治療などから簡単に解説しています。

身体がポカポカになって冷え性改善

まずは、冷え性の改善です。
冷え性の原因は、血流不足であることは明らかです。そして冷えは「万病の元」です。
4つのツボに温熱刺激を与えることで、身体全体がポカポカしてくると、治療を受けた方は皆、証言してくれています。
同時に、血管の末端まで血液を巡らせてくれるので、手足の先の冷えが改善されていきます。
また、胃腸の働きが弱い人は、消化・吸収能力が低下しているので、食べる量もおのずと減り、身体の中で熱を作る力が弱まって、冷えになりやすい傾向があります。
血流が改善されることで、腸管の蠕動運動も活発になるので、身体の中で熱を作る力が高まることも期待できるのです。

身体がポカポカになって冷え性改善

全身の細胞や組織が活性化

「ストレスフリー療法」では、ほぼ100%の確率でストレスホルモンが低下し、血流が大幅に上昇します。
測定する部位にもよるのですが、治療開始前と後では、血流が2倍から4倍に上昇します。これは、身体のすみずみまで血流が豊富に流れていることを意味しています。
それと同時に、脳への血流も大幅に増加します。
血流をこれほど短時間で、しかも大幅に改善する方法は、現代医学では確立していないと言っても過言ではありません。
血流が身体のすみずみまで行きわたると、全身の細胞や組織が活性化します。それは、全身の細胞や組織に不可欠な酸素やブドウ糖、さらには脂質やビタミンがふんだんに供給されるからです。
全身の60兆以上もの細胞が活性化することで、脳を含めたすべての臓器、あらゆる器官が蘇り、若返りを果たしていきます。そして、治療を開始すると、お腹がキュルキュルと動きだすという方がいます。これは、腸の蠕動運動が亢進するからです。
またこのとき、胃から出る消化吸収ホルモン(ガストリン)が平常時よりも5倍近く分泌されることもわかりました。
こうして胃腸が活発に動きだすことで、消化・吸収活動が促進されるのです。

全身の細胞や組織が活性化

ドロドロの血液がサラサラに

また、血流の増加によって赤血球が正常な形になることもわかってきました。赤血球は、血液の中で栄養や酸素を運ぶ重要な役割を担っていることは、すでにご承知のことかと思います。
赤血球がいびつな形をしていたりするとその機能は低下します。そのため、質の悪い血管は、赤血球を顕微鏡で見ればすぐにわかります。
血流が悪かったり、高血圧だったりする人は、総じて赤血球の機能が低下しており、栄養や酸素をしっかりと運べなくなってしまっているのです。
赤血球が正常な形を取り戻すことで、本来の機能を最大限に果たせるようになり、血流増加と相乗効果で、身体のすみずみまできちんと栄養や酸素が届けられるようになるのです。
血流が低下して、血液がドロドロしていくと、白血球などの免疫細胞もうまく動かず、病気の原因となっている物質を抗原するという本来の機能を果たせなくなります。また、血管の環境が悪いと、それが影響してリンパ球に異常が起き、自分自身を攻撃する可能性も出てくるのです。
血流が改善され、血液がサラサラになるということは、同時に血管の状態が良くなることも意味しています。

ドロドロの血液がサラサラに

末端まで血液が流れ、ぐっすり眠れる

なかなか寝つけない、あるいは眠りが浅く、夜中にすぐ目が覚めてしまう、そのような悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
私たちに眠りをもたらすのは、メラトニンという脳内物質であることは広く知られています。夜になるとメラトニンが分泌され、このメラトニンが体温を下げることで、私たちは眠りに入ります。
私たちの身体は、体温が0.5~1.0度下がると、眠りにつくようにセットされています。メラトニンは、この体温を下げる働きをしているのです。しかし、この体温を下げる役割に関わるのは、メラトニンだけではありません。手足の末梢の血流が、重要な役割を果たしています。
みなさんも眠くなったとき、手足が温かくなるのにお気づきになったことがあるはずです。
逆説的な感じになりますが、手足の指などの末梢に血液を多く流すと、細くなった指先や薄い皮膚が有効に働き、ラジエーター(冷却装置)の役目を果たして、体温が下がるという仕組みになっているのです。
そのため、冷え性の人や適度にストレスがかかっている人は、手足の末梢の血流が悪くなり、熱を放散できないため、睡眠障害が起きやすくなります。
さらに、最も大きな原因は、ストレスホルモンの一種、コルチゾールが分泌されることです。このホルモンは血糖値を上げる効果があるため、細胞が活性化し、眠りを誘わなくなるためです。
「ストレスフリー療法」により、末梢の血流が大幅に増加し、ストレスホルモンが低減するため、睡眠時にスムーズに体温が下がります。それにより、「夜眠れない」という悩みが解消されていくのです。

末端まで血液が流れ、ぐっすり眠れる

大切な脳は血流が巡りにくい

冷え性や睡眠障害は、すぐに生死に関わることではないかもしれません。
そこで次に挙げるのは、生活習慣病の一つ高血圧です。
現在、日本には高血圧で悩む人は約4400万人いるといわれています。
これは、成人のおよそ3人に1人が高血圧だということになります。
最近では若い人の間にも広がってきています。原因として、以下のことが挙げられます。
実は私たちの脳の質量は、体重比で平均するとわずか3%なのです。
その一方で、脳が本来必要とする血流量は総血流量の18%で、他の組織より多くの血液を必要としていると考えられます。

ところが人間の脳は、立位歩行のため、一番高い位置にあります。そのため、下から圧を上げないと血液は巡っていきません。
さらに、動脈硬化や高脂血症があると血管壁が劣化し、血液の粘度が高くなっており、血液が悪くなっています。
少しでも血管障害があると、血圧は上がらざるを得なくなります。そうしないと人として最も大事な脳が活動できません。血流を改善させることで、スムーズに血液を頭に巡らせることが期待できるのです。
高血圧で悩む人にとって、「究極のツボ」を刺激することは有効なのです。

大切な脳は血流が巡りにくい

インスリンの機能を向上させて糖尿病改善

「国民健康・栄養調査(平成24年)」によると、日本人の「糖尿病が強く疑われる者」の人数は、約950万人です。しかしこれに「糖尿病の可能性を否定できない者」、いわゆる糖尿病予備群を合計した人数は約2050万人いるといわれています。
しかも、糖尿病が問題なのは、自覚症状がなかなか現れないことにあります。自覚症状がないので、気づかないうちに症状が進行してしまい、さまざまな疾病との合併症が起こり、時に死に至ることもあります。
膵臓で作りだされるインスリンが、血糖値を正常範囲に保つ役割をしますが、糖尿病はインスリンの作用不足により、血糖値が高くなってしまうのです。
重い糖尿病の方の中には、インスリン注射をされる方もいます。そうした方の中にも、「究極のツボ」を刺激することで、血糖を示す値ヘモグロビンA1c(HbA1c)が大幅に改善した方がいます。
もちろん、HbA1cの数値改善には、インスリン注射による効き目もあります。
しかし、ストレスフリー療法によって、アディポネクチンという分泌タンパクが生成され、それがHbA1cの数値改善に役立っていると考えられます。このアディポネクチンは、インスリンの感受性を高めることが知られているのです。
つまり、「究極のツボ」を刺激することで、インスリンによる糖の分解機能が向上したと考えられるのです。

インスリンの機能を向上させて糖尿病改善

脳内血流を高めて、うつを改善

先ほど、セロトニンとうつ病の関係について述べましたが、実際には、どうしてうつ病になるのかという原因については、明確な答えが出ていないのが現状です。
うつ病の原因として、セロトニンが有力といわれているのは事実ですが、セロトニンを補う薬では、うつ病は治らないといわれています。
しかし、うつ病の患者はストレスホルモンであるコルチゾールの値が高いというのは広く知られた重要な知見です。つまり、コルチゾールの値を低下させることが、うつ病の症状改善に有効だということになります。
私たちはうつ病の根底には、脳内の血流低下があると考えてきました。
ストレスは、ストレスホルモンであるコルチゾールや副腎皮質刺激ホルモンの値を高めるだけでなく、全身の血管を収縮させ、血流を低下させて低体温状態にさせるのです。
何度も言いますが、ストレスホルモンの分泌は正常な身体の働きです。問題はストレスホルモンが過度に分泌されることにあります。そのことが、同時に脳内血流の持続的な低下につながり、大脳をはじめとした脳内の諸器官がダメージを受け、それがパニック障害や、うつ病などの精神疾患に発展していくと考えています。
そして実際に、「究極のツボ」を刺激した人は、このストレスホルモンが低下することで、うつ病の症状が大幅に改善する事例が見られています。

脳内血流を高めて、うつを改善

血流低下も認知症の要因の一つ

認知症も同じ問題に起因すると、私たちは考えています。
2012年の厚生労働省の推計では、認知症の方は全国で約305万人。今後もその数は増え続け、2025年には、470万人に達すると予想されています。
認知症は、次のように定義されています。
「脳の何らかの障害・疾病により、一旦獲得した記憶力や判断力などの知的機能が低下し、家事、着替えなどの日常の動作、さらには、金銭管理能力等が失われ、諸々の生活能力に障害をきたし、他人の介助なしでは生活が困難な状態」
このなかに、意欲減退・不安・落ち込みなど、うつと同様の症状がみられることは重要です。
つまり、うつ病や精神障害、また「アルツハイマー型認知症」など、さまざまな「脳疾患」は、実はひとくくりの疾患なのではないか、ということです。
軽度の「ある原因」によって起きるのが、パニック障害。それが進んでうつ病となり、さらに進んで、脳の細胞などの器質的変化によってアルツハイマー病を引き起こし、最終的に認知症に至ると考えているのです。
その「ある原因」は、もちろん血流です。
脳の血流が減ると、脳細胞の死滅、脳の萎縮が起きていく。これがうつ病や、アルツハイマー症の引き金になっているのではないか。そして、うつ病や認知症は、加齢や動脈硬化、さらにはストレスによって、大きく減じられた血流低下が主因なのではないか、ということです。
「ストレスフリー療法」は、必ずアルツハイマー病などに代表される認知症やパーキンソン病などの脳変性疾病や、記憶力の回復などに大きく寄与すると考えています。

血流低下も認知症の要因の一つ

インスリンの分泌を少なくし認知症予防

認知症の発症は、糖尿病とも関係があると考えられています。実際に糖尿病の方に、認知症を発症する方が多いのも事実です。
血糖値の高い方は、血糖値を分解するために、インスリンが多く分泌されます。
しかし、インスリンが過剰に分泌されるのが、問題になります。今度は多量のインスリンを分解するために、インスリン分解酵素が必要になります。この酵素は、過剰に分泌されたインスリンを分解するために手いっぱいとなってしまうのです。
実は、このインスリン分解酵素は、認知症の原因の一つといわれ、βアミロイドというタンパク質を分解する働きがあることがわかってきました。
インスリンが過剰分泌されると、インスリン分解酵素は脳内に蓄積されたβアミロイドの分解に手をつけられないため、蓄積され続けることになるのではないかと見られています。
「ストレスフリー療法」が血糖値を下げることは、先ほど述べました。つまり、インスリン分泌量が少なくても済むようになり、インスリン分解酵素を余分に使うことがないので、認知症を防ぐことができると考えられるのです。また、その波及効果として大幅な中性脂肪の低減が見られます。

白内障の改善にも効果的

人の目は、カメラに例えられることが多いのですが、カメラのレンズにあたるのが水晶体と呼ばれるもので、眼球の前部にある凸レンズ形の透明の部分です。その奥に、フィルムの役割をしている網膜という神経でできた薄い膜があり、見たものはそこに映ります。
水晶体の働きは、光を網膜に届けることと、ピントを合わせることなのですが、無色透明だった水晶体が濁って、ものがかすんで見えたり、二重に見えたりするのが白内障です。
水晶体はタンパク質や水、ミネラルから成り立っています。このタンパク質分子がいろいろな原因で大きくなると、水に溶ける性質を失って白濁してきます。また、タンパク質のなかのアミノ酸は光によって分解され、黄褐色に着色してきます。これも濁りになります。
眼球の中には房水という体液があるのですが、この房水は眼球を構成する角膜や水晶体、硝子体など血管のない組織に栄養を与える役割を担っています。つまり、この房水の健康を維持してあげることがたいへん重要になってきます。
白内障も、「ストレスフリー療法」で、身体のすみずみまで血流を良くし、眼球の中の房水にまで栄養を行きわたらせることで、改善が期待できます。

白内障の改善にも効果的

人工関節への置換を避けたい

膝痛にも、「ストレスフリー療法」は有効です。
膝痛の代表は変形性膝関節症ですが、これは膝関節にある軟骨がすり減ったり、変形することで、関節の間が狭くなり、骨と骨がこすれ合うような状態になって痛みを感じる症状です。
膝関節には、少量ですが関節液が存在し、関節内のすべての組織に浸潤して、軟骨や半月板などの軟部組織に酵素や栄養を供給し、同時に骨同士の摩擦抵抗を減らしているのです。
実は膝関節内には血管や血液は存在しません。重要なことは、膝関節の中にある関節液に健康な栄養素を送り込むことにあります。
もっと具体的に言うと、血流を良くすることで、関節内のヒアルロン酸の減少を防ぎ、関節内のすべての組織に水、血漿(けっしょう)タンパクなどを供給していくことなのです。
白内障も変形性膝関節症も外科手術によって治療することが可能です。しかし、人工関節に置換するよりも、身体に備わっている自然治癒力を生かした方がよいことは明らかだと思います。

腸の運動が活発になり便秘を解消

すでにお話しした通り、「ストレスフリー療法」は腸の活発な運動を促進します。そのため、便秘にも効果的です。
便は大腸で10パーセントの水分を残した適度な柔軟性を保つことで、正常に排泄されます。しかし、腸の運動が緩慢になると、大腸内における便の滞在時間が長くなり、水分吸収が過剰になります。その結果、便が固くなり、ウサギの糞のような状態になります。それが、慢性便秘症を引き起こす原因なのです。
「ストレスフリー療法」では先述したように、血管を拡張させるVIPが増加します。この物質はさらに、腸の蠕動運動を活発にするセロトニンを放出する役割もあります。こうして、便秘が解消されていくのです。